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おじさんぶらり一人旅 3度目の高松へ

                   野口 卓史(27回生)

 

このところのひとり旅は、「どこかにマイル」(※)でJALまかせ、今回は高松となりました。コロナもなかなかおさまりませんが、旅行もそれなりに動いてきているようなので行きたい方面に当たらず、高松は3回目となりました。国内線往復航空券が通常の半分以下のマイル数で交換できるJALマイレージサービス。

 

土日の一泊旅で、行きは昼のフライト、帰りは夕方のフライトなので、今回は高松市内で行けるところを電車やバスでチョロチョロして瀬戸内グルメを賞味の予定です。昼飯をフライト中に空弁で済ませ、空港からバスで高松駅に。まずは駅そばの「高松シンボルタワー」へ。展望室から瀬戸内海と高松城跡の玉藻公園、市街を眺めたかったのですが、雨もパラパラ靄っていて良く見えずに残念でした。

 

次に「高松市美術館」へ。西洋版画の特別展をやっていて、ピカソやアンリ・マティスらの有名画家が版画をやっていたことが分かり、興味深かったです。その後は、早めに瓦町近くのホテルにチェックインして晩ごはんを食べに。1件目も2件目も予約が一杯で入れず、「孤独のグルメ」の五郎さんのように店探し。五郎さんは店がないような場所で苦労していますが、ホテルの近くは繁華街で店は多いのに、目ぼしい店は満席で、結局1時間以上歩き回る羽目に。ようやく入った店で讃岐名物の骨付き鳥と炙り〆鯖、ポテトサラダ、鯛茶漬けを。鳥は何かイマイチで東京の「がブリチキン」の方が旨かった気がしますが、〆鯖と鯛茶漬けは美味しかったですね。最近は量が食べられず、これで腹一杯、ビールも1杯で終了です。

 

次の日は「新屋島水族館」へ。水族館は海辺にあるところが多いと思いますが、ここは標高300mぐらいの屋島の山上にあるこぢんまりとした水族館です。お目当ては日本に6頭しかいないというマナティ。水族館や動物園に行くとなんかホッとしますね。混んでいると見るのも大変ですが、雨のせいかすいていたのでゆっくり見られました。

次いで屋島の麓の「四国村ミウゼアム」へ。ここは江戸から大正時代の四国の民家等33棟を展示。見学前に入口のうどん屋で、名物「釜揚げうどん」を注文。つい「大」を頼んでしまったので食べるのが大変でした。デザートに「おはぎ」もつけていたのですが、甘いものは別腹と言うのはホント。丁度良い甘さで、元気になった気がしました。

山裾にあるので上り下りが多く、まだ雨も上がっていなかったので履いていたスニーカーが滑って、石や木の階段は中々ゆるくなかったです。東京・小金井の「東京たてもの園」を想像していましたが、かなり古い建物ばっかりで天気が良い時に来たかったです。

 

早めに空港に行きたかったのですが、連絡バスの運行は飛行機の発着に合わせた時間だけで、他の電車・バスは本数が少なく、接続が悪く、待ち時間が長い。地方での移動はレンタカーが楽ですが、知らない道の運転は疲れるし、ビックリするようなとんでもない道路のこともあるので油断大敵で、今回は電車とバスを利用。空港に着いてラウンジで一服し始めたら、飛行機は羽田からの出発遅れで1時間遅れのアナウンスというオチも着いてしまった旅でした。

▲筆者の野口卓史さん

▼高松シンボルタワー展望室から見た高松城跡の玉藻公園

▲高松市美術館の特別展のパンフレット

▼新屋島水族館のマナティ

 ◀四国村ミウゼアムの小豆島農村歌舞伎舞台。2月末の訪問だったのでお雛様が飾られていた。