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笑点 公開収録に参加して 野口卓史(27回生)

 

15年8か月に及ぶ東京出向を終え、翌々日に函館への引っ越しを控えた12月中旬の土曜日、笑点の公開収録に行って来ました。コロナで中止が続いて再開後、初の当選でした。コロナ前にもたま~に当たっていたので、5回目か6回目になります。以前は席を自由に選べましたが、主催者指定の席に変わっておりました。ステージ前にパイプ椅子席が5列ぐらい、その後ろから階段席になり、今回は前から4列目端の方の席ですが、真ん中あたりだとTVカメラがあるのでかえって見やすかったです。

 

笑点は1966年(昭和41)に始まったそうですから、私が小学校低学年の頃からやってる訳ですね。系列のSTVのテレビ放送が始まったのは1959年からなので、函館でも笑点はスタート当初から放送されていたかも。笑点についての私の一番古い記憶は小学生の頃。三波伸介さんが大喜利の司会されてた頃で、桂歌丸さんと三遊亭小円遊さんのバトルが面白かった。6代目円楽さんをはじめ鬼籍に入ったメンバーも少なくないのですが、懐かしく思い出されます。

 

収録は従来通り2回分で大喜利のみ、放送は1月14日と21日とのこと。演芸は大喜利の前に、やはり2~3週分を収録しているそうです。前回は桂歌丸さんや6代目三遊亭円楽さんがまだ元気で、林家三平さんが出ていた頃でした。今回は、新メンバーの桂宮治さん、春風亭一之輔さん、3月で笑点引退の林家木久扇さんも見られて良かったです。


 

古くからのメンバーの三遊亭小遊三さん、三遊亭好楽さんは、だいぶ高齢になりましたが頑張っております。見ている本人も前期高齢者ですから、ほんと長寿番組ですね。若手だった林家たい平さんも来年60歳、司会の春風亭昇太さんは私よりひとつ下ですから、ふたりともベテランの域に。座蒲団運びの山田隆夫さんは、以前は「ちびっこ大喜利』のレギュラーメンバーで、同大喜利から結成されたグループ「ずうとるび」にも出演していたのですからほんと長いですね。毒蝮三太夫さんも座蒲団運びをやっていましたが、その前は石井伊吉(いしい いよし)の本名でウルトラマンの科学特捜隊の隊員役やウルトラセブンにも出演していたので、ビックリした記憶があります。木久蔵ラーメンや木久蔵ナポリタン、たい平カレーをお土産に買ったことも。木久蔵ラーメン買ったのは羽田空港、たい平カレーは秩父火祭りの時でした。

 

西高にゆかりのある三遊亭洋楽さんという落語家がいたことも思い出しました。高3の時に転校したのですが、私と同期だったんですよね。笑点にも出たことあったんです。帰郷して函館市議を勤めたりしていましたが、亡くなってしまったのは残念です。

 

お笑い全盛期だけど、私が見るのは笑点のみ。家族がよく見ているお笑い番組はほとんど笑えないし面白くないですわ。ま、笑点見ても、大笑いせずクスッとするぐらいですが。ごくたまに寄席にも行ったりしましたが、ここ数年はご無沙汰。寄席は、チケットは安いし1日中座っていられる寄席もあるのでコストパフォーマンス抜群。"笑点はマンネリ"と言う声も聞きますが、継続は力なりという言葉もあります。いつまでも続いて欲しいものです。

函館戻る前に、良い思い出になりました。