会 長 の ご 挨 拶
会長
折田 信一
西高18回生
縦と横、同窓のつながりと絆を大切に
同窓会が始まったのは、明治時代からといわれています。明治時代に入って、全国にたくさんの学校が創設されたことが背景にあります。学校教育が広まるにつれて、卒業生同士の親睦を深め、母校の発展を支援するために生まれた組織として始まりました。
昨年(2024年)、コロナ禍の影響で中止が続いていた「東京支部総会・懇親会」を、5年ぶりに開催することができました。4年余りの空白による出席者の減少を心配しておりましたが、180名もの皆さまにご参加いただき安堵しています。私にとっては、2019年の会長就任以来、初めての総会・懇親会であり、盛況のうちに無事閉会できたことは大きな喜びでした。ただ、これまで会場として親しまれてきた「椿山荘」から、費用面等の事情により「アートホテル日暮里ラングウッド」へと変更せざるを得なかった点については残念な思いもあります。現在、来年の第20回総会・懇親会の開催に向けて昨年の反省を踏まえ、新たな会場の選定を含めた準備を進めております。同窓会にまだ一度も参加したことのない人にも、「行ってみたい」と思ってもらえる魅力ある会を目指したいと思っています。
「縦」と「横」のつながり
世代を超えたつながりは「縦」、同期生同士のつながりは「横」といわれますが、どちらも同窓会の大切な絆だと思います。社会人になって仕事や家庭のことで忙しいと、学生時代の友人と会う機会は減ってしまいます。それでも、再会した際には、学生時代の記憶が一気によみがえり、昔のように会話がはずみます。また、出会った相手が同じ高校の卒業生だったりすると嬉しかったり、相手との距離が急に縮まったりした経験はないでしょうか。
同級生や同期生との絆はもちろん、同じ学び舎で青春時代を過ごしたという共通の体験は、世代を超えた特別なつながりをもたらしてくれます。そうしたつながりを育み、広げていく場として、同窓会は大きな意義を持っていると改めて感じています。
会員の皆さまにお願い
私たちの東京支部は1985年(昭和60)に、首都圏および関東近郊に在住の卒業生約1500名を会員としてスタートしました。今年は設立40周年という節目の年になりますが、会員数は1400名を下回り、年々減少傾向にあります。こうした状況を受け、事務局では東京支部の今後に大きな危機感を抱いています。
そこで、発起人の川瀬俊吉(19回生)さんを中心に「新規会員獲得プロジェクト」を立ち上げました。特に若い会員の入会を後押しできる施策を考えています。会員の皆さまにも同窓会活動のさらなる充実と継続のため、次のご協力をお願いできたら幸いです。
一、 高校時代のご友人とのつながりを深め、広げていただくこと。
二、 同期会へのご参加、あるいは総会・懇親会の場を再会の機会としていただくこと。
三、 会報『つゝじヶ丘だより東京』にぜひ目を通していただくこと。
四、 最後に、同窓会活動維持のため、会費の納入をお願いいたします。